デポルティボの柴崎岳【写真:ムツ・カワモリ】
スペイン2部のデポルティボに所属する日本代表MF柴崎岳はここ数試合で調子を取り戻し、浮上を目指すチームの中心的存在となることを期待されている。地元紙『ラ・ボス・デ・ガリシア』も26日付記事で柴崎の現状や監督のコメントを伝えた。
今季前半には低調な試合が続き、負傷などの影響もあってレギュラーの座を失っていた柴崎。だがフェルナンド・バスケス監督が就任し、負傷から復帰を果たすと、公式戦3試合連続で先発フル出場を続けて高い評価を受けている。
現地時間26日に行われるセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第25節のアルバセテ戦に向けても期待は大きい。地元紙ではこの試合に向けて柴崎をキープレーヤーとしてピックアップし、「復活を果たしたデポルティボのエンジン」と評している。
バスケス監督も、柴崎が本来の力を発揮できればチームの中心になれると期待している。「テネリフェやヘタフェや日本代表で見てきたガクのイメージを持っていた。才能は失われるものではなく隠れているだけだ」と指揮官は語る。
現状ではまだ柴崎は「本調子とは程遠い」としながらも、「彼のクオリティーに疑いの余地はない」とバスケス監督。「彼には大きな才能がある。それを見せられるように調子を上げさせていきたい。私はガクを信じている」と期待を示した。
シーズン前半の低迷で最下位にまで沈んでいたデポルティボだが、リーグ戦4連勝で浮上。アルバセテ戦にも勝利を収めれば3部降格圏を脱出することができる。
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