リバプールの南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールで待望のプレミアリーグデビューを飾った日本代表FW南野拓実だが、定期的な出場機会を得られるようになるまでには時間を要するかもしれない。地元紙『リバプール・エコー』が見通しを示した。
1月の移籍市場でリバプールに加入した南野は、FAカップでデビューを飾ったあと、プレミアリーグでは2試合にベンチ入りしながらも不出場。だが23日に行われたウォルバーハンプトン戦では、FWサディオ・マネの負傷により交代出場でリーグ戦デビューの機会が訪れた。
強力な攻撃陣を擁する絶好調のチームで出場機会を得るのは今後も容易ではないことが予想される。ユルゲン・クロップ監督の過去の選手起用を振り返れば、新たに加入した選手は時間をかけてチームに定着させるのが普通だと地元紙は指摘している。
『リバプール・エコー』が前例として挙げるのはMFファビーニョ、MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン、DFアンドリュー・ロバートソンの3人。いずれの選手も主力として定着する以前の加入当初には、起用された試合で好プレーを見せながらも、その後の試合でまたしばらく先発から外れるような時期が続いたと振り返った。
南野に関しても同様に、「リーグ戦で定期的にプレーするまでには我慢強く待つ必要があるかもしれない」と地元紙は予想。だが「クロップ監督が彼のためのプランを立てていることはほぼ間違いないだろう」と長期的な見通しを示している。
【了】