チェルシーのケパ・アリサバラガ【写真:Getty Images】
GKとしては史上最高額となる移籍金でチェルシーに加入したスペイン代表GKケパ・アリサバラガだが、今季プレミアリーグでのシュートセーブ率は全チームのレギュラーGKの中で最も低いという。英紙『デイリー・メール』が22日付で伝えた。
ケパは2018年夏にアスレティック・ビルバオからチェルシーに移籍。ビルバオとの契約に設定されていた契約解除金8000万ユーロ(約96億円)が支払われ、サッカー史上最高額のGKとなった。その記録は現在も破られていない。
プレミアリーグ36試合に出場した昨季に続いて、今季も不動の守護神としてチェルシーのゴールを守り続けている。だが数字の上では、そのパフォーマンスはプレミアリーグの中でも“ワースト”に位置づけられることが指摘されている。
打たれたシュート数に対するセーブ率は、ケパは現時点で55.56%。これは今季1000分間以上プレーしているプレミアリーグのGK20人の中で最も低い数字となっている。逆にセーブ率が最も高いのはリバプールのGKアリソンであり、実に85.71%のシュートをストップしている。
ペナルティーエリア内からのシュートに対するセーブ率など、他のデータでもケパはリーグワースト。その結果として、今季のチェルシーの被シュート数に対する失点率は、データ集計が開始された2003年以降の全チームで最多に近いペースとなっているとのことだ。
こういった状況の中、チェルシーは来夏の移籍市場でケパを売却し、バーンリーのGKニック・ポープの獲得を検討しているとの報道も浮上。とはいえそのポープも、セーブ率は20人中18位、エリア内からのセーブ率は19位と下位に位置している。
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