コパ・アメリカ2019・グループリーグ第2節 ウルグアイ戦

【日本代表 2-2 ウルグアイ代表 コパ・アメリカ2019・グループリーグ第2節】

　0-4の大敗となったチリ代表戦から中2日、日本代表はグループリーグ第2節でウルグアイ代表と対戦している。キリンチャレンジカップ2018では4-3と勝利を収めている森保ジャパンであったが、今度は公式戦でしかもアウェイでのゲーム。本大会の優勝候補相手に、再び勝利を奪うことができるか注目が集まった。

　森保一監督は初戦のチリ代表戦から先発メンバーを6人変更。1トップにはFW岡崎慎司、GKには川島永嗣を起用し、MF安部裕葵、MF三好康児、MF中島翔哉を2列目に並べている。

　試合は立ち上がりから日本代表がボールを保持する展開に。ウルグアイ代表のカウンターはやはり脅威であったが、DF冨安健洋を中心とした守備陣が粘り強く対応。得点を許さず、互角の戦いを繰り広げた。

　すると25分、左サイドでボールを受けたMF柴崎岳が右サイドに大きく展開。パスを貰った三好がMFディエゴ・ラクサールをかわして右足でシュートすると、これがゴールネットに突き刺さり、日本代表が先制に成功した。

　しかし、その7分後、DF植田直通がFWエディソン・カバーニの足を蹴ってしまい、PKを献上。これをFWルイス・スアレスにきっちり決められ、同点に。前半はこのまま1-1で終了している。

　迎えた後半。ペースを掴んだのは日本代表だった。相手の連動性を欠いたプレッシングを的確に回避し、広大なスペースを使って相手を押し込んだ。

　そして59分、左サイドをDF杉岡大暉が駆け上がりクロス。一度はGKフェルナンド・ムスレラに弾かれるものの、こぼれ球を三好が押し込んで日本代表が勝ち越しに成功した。

　しかし、その7分後、コーナーキックから最後はDFホセ・マリア・ヒメネスに得点を許し、あっという間に同点に。試合はこのまま2-2で終了している。

　森保ジャパンはこれでグループリーグ2戦未勝利。ただ、この試合は全体的にポジティブな要素が多く残った。ウルグアイ代表を相手に互角以上に渡り合い、崩し切って複数得点を奪取。守備陣は2失点を喫したが、流れの中からの得点は許さなかった。東京五輪世代中心の日本代表が、強豪・ウルグアイ代表とドローという結果は一つの収穫となった。この試合の森保監督の採点は以下の通り。

森保一監督 6　チリ戦からメンバー6人を変更。引き続き4バックで対応し、ウルグアイを大いに苦しめた