元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images】
J1のヴィッセル神戸を退団した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、今夏に開催される東京五輪出場の可能性を絶たれたとみられている。独紙『シュポルト・ビルト』が21日付で伝えた。
ドイツ五輪代表を率いるシュテファン・クンツ氏は先日、東京五輪に向けて50人前後のメンバー候補を準備していることを明かしていた。50人の名前はドイツの反ドーピング機構に提出され、事前の抜き打ち検査の対象にされるとのこと。事実上、本大会出場メンバーはそのリストの中から選出されることが見込まれる。
クンツ監督はオーバーエイジ(OA)の候補としてそのリストに選ばれる選手の具体名にも言及。A代表でのプレー経験も抱負なFWトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)やDFマッツ・フンメルス(ボルシア・ドルトムント)、FWマックス・クルーゼ(フェネルバフチェ)、FWザンドロ・ヴァーグナー(天津泰達)などが少なくとも含まれることを認めている。
だが、その中にポドルスキの名前はないようだ。ポドルスキは以前からOA候補の一人だと報じられ、本人も出場に意欲を見せていたが、「ドイツ代表での東京帰還は叶わない。五輪の夢は破れた」と『シュポルト・ビルト』は伝えている。
2017年夏から神戸でプレーしてきたポドルスキは、契約満了により神戸を退団することが今月18日にクラブから発表された。新天地はトルコ1部のアンタルヤスポルになることが濃厚だと報じられている。
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