エジプトのクラブと契約したイズ・アル=ディン・バハデル(中央)【写真:フェイスブックより】
エジプトサッカー協会(EFA)は21日、同国3部リーグのクラブが75歳の選手とプロ契約を交わし、世界最年長の選手としてギネス世界記録申請を準備していることを公式SNSで明らかにした。
3部リーグの「6オクトーバ―」と契約を交わしたのはイズ・アル=ディン・バハデルという選手。同選手はクラブでの活動を開始し、ギネス記録入りの準備を行っているとEFAは伝えている。年齢は75歳だとされているが、EFAの公開した身分証明書には1945年11月3日生まれと記されており、正確には現時点で74歳なのかもしれない。
高年齢の選手としてはJ2の横浜FCに所属する52歳の元日本代表FW三浦知良(カズ)が世界的にも広く知られており、先日2020シーズンの契約を延長した際にも「世界最年長の選手」と各国メディアで報じられた。だがカズは「リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手」というギネス記録は認定されているものの、正確には世界最年長のサッカー選手というわけではない。
昨年4月には、イスラエル4部のクラブで73歳のGKイサーク・ハイクが公式戦に先発フル出場し、プロレベルの公式戦に出場した世界最年長選手としてギネス記録に認定された。バハデルが試合に出場すればその記録を更新することになる。
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