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日本代表 5年前

日本代表どこよりも早い採点、森保一監督まとめ(2)。順風満帆だった初陣から5試合の評価は?

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 編集部 photo by Getty Images

キリンチャレンジカップ2018 キルギス戦

日本代表
キリンチャレンジカップ2018・キルギス戦の日本代表スターティングメンバー

【日本代表 4-0 キルギス代表 キリンチャレンジカップ2018】

 森保一監督体勢になって初のアジア勢との対戦となった。相手は、キルギス代表。力で日本より劣っているのは明らかで、森保ジャパンにとっては結果のみならず内容面にもこだわりたい試合となった。

 森保監督はベネズエラ代表戦からスタメンを全員変更。DF山中亮輔やMF守田英正、FW北川航也といった新戦力を積極的に起用した。

 試合は開始からわずか2分で動く。細かいパスワークから北川へボールが渡ると、同選手はFW杉本健勇へ縦パスを送る。杉本がタメを作って左サイドへパスをはたくと、これに反応した山中が左足で押し込み、日本代表が先制に成功した。

 さらに、森保ジャパンは19分にもMF原口元気が直接フリーキックを叩き込み、リードを2点に広げる。序盤からキルギス代表を突き放しにかかった。

 しかし、その後はなかなか決定機を生かせず。杉本、北川、MF伊東純也らがチャンスをモノにできず、相手の守備的な戦術を前に攻撃陣が停滞した。

 後半に入ってもそうした流れは大きく変わらず。なんとかこの状況を打破したい森保監督は、59分にFW大迫勇也やMF堂安律といった選手を投入した。

 すると攻撃陣は一気に勢いを加速させ、キルギスに襲い掛かる。そして72分、北川の落としを受けた大迫が右足でシュートを流し込んで3点目を奪取。ようやく追加点を挙げた。

 さらに森保監督は72分にMF南野拓実とMF中島翔哉の2名をピッチに送り出す。

 すると直後の73分、大迫→南野→堂安とボールを繋いで、最後は中島がペナルティエリア内から右足を振り抜きゴールゲット。途中出場にも関わらず新世代が躍動し、4-0の大勝を収めた。

 杉本、伊東らが不発に終わった攻撃陣。それを見て、中島らの投入を決断した森保監督の采配は評価できる。しかしながら、結局は大迫に堂安、南野、中島の力で押し切った…そのような印象を受ける試合になってしまった。サブ組個々のアピールはあったが、新世代攻撃陣の絶対的存在感が、証明される試合になったと言える。この試合の森保監督の採点は以下の通り。

森保一監督 6 ベネズエラ戦からスタメン全員を入れ替え。アピールの場を与え、選手も奮闘した。戦力底上げに繋げたい

【AFC U-23選手権の決勝トーナメント表はこちら】

【了】

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