キリンチャレンジカップ2018 ウルグアイ戦
キリンチャレンジカップ2018・ウルグアイ戦の日本代表スターティングメンバー
【日本代表 4-3 ウルグアイ代表 キリンチャレンジカップ2018】
コスタリカ代表戦、パナマ代表戦と連勝を飾り、勢いに乗っていた森保ジャパン。そんな同チームにとって最も真価が問われる一戦となったのが、このウルグアイ代表戦であった。
ロシアワールドカップでベスト8入りを果たした南米の強豪・ウルグアイは、この試合でほぼベストメンバーに近いスタメンを送り出してきた。FWルイス・スアレスは不在だったものの、FWエディソン・カバーニやMFロドリゴ・ベンタンクール、DFディエゴ・ゴディンら欧州のトップで活躍する選手が、スタートからピッチに立ったのである。
一方で日本代表は、MF堂安律、MF中島翔哉、MF南野拓実ら新世代の選手が先発。FW大迫勇也が1トップに入るなど、これまでにはなかった組み合わせでウルグアイ戦に挑んだ。
立ち上がりから攻め込んだ日本代表は、中島、南野らが抜群の連係を発揮してウルグアイに襲い掛かる。2列目の選手の迫力には、スタジアムに駆け付けたサポーターも大いに沸いていた。
すると10分、中島が左サイドから前線の南野へパスを送ると、同選手はゴディンにマークされながらも、華麗なターンでかわし一気にゴール前へ。最後は右足を振り抜き、先制ゴールをマークした。
強豪国相手からリードを奪った日本代表は、その後も攻守両面で高い集中力を保ち、ウルグアイと互角以上に渡り合った。何度かチャンスも作るなど、迫力あるゲームを演じた。
しかし、さすがはウルグアイである。28分にFKのチャンスを生かし、最後はMFガストン・ペレイロが同点弾をマーク。その後、前半のうちに勝ち越しを許すものの、57分にDF三浦弦太のミスを見逃さなかったカバーニがゴールネットを揺らすなど、粘り強さを見せた。ワンチャンスをしっかりとモノにするあたりは、強豪国たる所以だ。
それでも、最後は日本代表が攻め切った。カバーニの得点からわずか2分後、DF酒井宏樹とのパス交換から最後は堂安が沈め、3-2と勝ち越し。さらに66分には堂安のシュートのこぼれ球に南野が反応し、4点目を奪取。一気にウルグアイを突き放した。
75分に1点を返されるものの、リードを守り切った森保ジャパンはそのまま4-3で勝利。見事、強敵撃破をやってのけた。サポーターも大盛り上がりで、森保ジャパンには大きな賞賛が送られた。
セットプレー時の対応には不安を残したものの、親善試合とはいえ強豪国を撃破したのは大きな成果であった。「世代間融合」の面でも高いクオリティーを発揮するなど、ハイパフォーマンスを披露したと言える。この試合の森保監督の採点は以下の通り。
森保一監督 6 親善試合とはいえ、強豪ウルグアイに勝利。セットプレーの弱さは今後の改善点