モハメド・サラーとアリソン【写真:Getty Images】
リバプールは現地時間19日に行われたプレミアリーグ第23節の試合でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、2-0で勝利を収めた。悲願のリーグ制覇に向けてまた一歩前進を遂げている。
リバプールは前半14分、CKに合わせたDFフィルジル・ファン・ダイクのヘディングで先制。その後はVAR判定によるゴール取り消しなどもありなかなか追加点は奪えなかったが、最後は後半アディショナルタイムに2点目を加えた。
その2点目は、自陣ゴールから敵陣ゴールまでの長距離をわずか2人のプレーで一気に駆け抜けた見事なカウンターだった。同点ゴールを狙うユナイテッドの全員がCKのチャンスで前に出ていた状況からGKアリソンがボールを奪うと、ロングボールを最前線のFWモハメド・サラーへ。ハーフウェイライン手前から動き出したサラーは必死に追いすがるDFを振り切り、冷静にシュートを流し込んだ。
エースが仕事を完了させてくれたのを見届けたアリソンはゴール前を飛び出してピッチを縦断し、反対側のゴールライン際まで駆け寄ってサラーの目の前で膝滑り。自身のアシストから勝利を決定づけるダメ押し点が生まれたこともあり、GKとしては非常に珍しい形でゴールを喜んだ。
アリソンは本職の守備でも7試合連続のクリーンシートを達成。リバプールは13連勝を飾り、ここまで21勝1分けという驚異的な成績で突き進んでいる。このまま順調に優勝を飾ったとすれば、アリソンのこのパフォーマンスも名場面のひとつとして語り継がれることになるかもしれない。