デポルティボの柴崎岳【写真:Getty Images】
セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第24節のデポルティボ対カディス戦が現地時間19日に行われ、ホームのデポルティボが1-0で勝利を収めた。デポルティボの日本代表MF柴崎岳は先発でフル出場し、決勝点をアシストしている。
リーグ戦2試合連続の先発出場でボランチに入った柴崎は65分、ペナルティーエリア手前左から絶妙なスルーパスを通してFWサビン・メリノの得点をアシスト。移籍後初アシストとなった。
スペイン紙『アス』ではこの試合での柴崎のパフォーマンスに対して0から3までの4段階評価で「3」の最高評価をつけた。柴崎とメリノの2人のみが最高点となっている。
『エル・デスマルケ』でも柴崎に対して10点満点でチーム最高タイの「8」をつけ、「生き返った」と評した。クラブ専門メディア『リアソール.org』も10点満点で「7.5」と高く評価し、「徐々に最高の姿を取り戻しつつある。守備でも攻撃でもチームを助けた」と寸評している。
柴崎の復調は、フェルナンド・バスケス監督の就任がチームにもたらしたポジティブな変化を象徴する要素のひとつだとも捉えられている。地元紙『ラ・ボス・デ・ガリシア』はデポルティボの改善点の一例として、「ガクはこれまで重要な存在ではなくなっていたが、サビンへのパスで決定的な働きをした」と述べた。
バスケス監督就任後の3戦3勝も含め、これでデポルティボはリーグ戦4連勝。19試合に及んだ未勝利期間から劇的に復調し、降格圏脱出にも迫りつつある。
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