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日本代表 5年前

日本代表どこよりも早い採点、森保一監督まとめ(1)。U-21を率いた18年アジア大会の評価は?

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 編集部 photo by Getty Images

アジア競技大会・準決勝 U-23UAE戦

U-21日本代表
アジア競技大会・準決勝、U-23UAE代表戦のU-21日本代表スターティングメンバー

【U-21日本代表 1-0 U-23UAE代表 アジア競技大会準決勝】

 勝てばアジア競技大会での銀メダル以上が確定するという重要な一戦。U-21日本代表が激突したのは、U-23UAE代表であった。

 U-23UAE代表は、守備時に4バック+両サイドハーフを合わせた「6バック」で森保ジャパンに対応してきた。U-21日本代表はそんな相手の堅守を崩そうと、MF遠藤渓太らがサイドから果敢にドリブルを仕掛ける。しかし、中央の守備はやはり分厚く、なかなか得点を奪うことができない。

 前半を0-0で終えた森保ジャパンは、後半もゴールへの活路を見出せないままでいた。時間だけが過ぎていき、選手の疲労も徐々に溜まってきた。

 そんな中、森保一監督が動く。64分、FW旗手怜央に代え、FW上田綺世を送り出したのだ。結果的に、この交代策が後の運命を分けることになる。

 上田はピッチに立った直後、FW前田大然の好機を演出するなど大きく躍動。U-21日本代表の攻撃を加速させた。そして78分、MF渡辺皓太が相手からボールを奪うと、素早く上田へパス。ボールを受けた同選手は巧みなボールコントロールで前を向くと、ペナルティエリア中央からシュートを放つ。これがクロスバーに当たってゴールイン。森保ジャパンが待望の先制ゴールを奪った。

 その後はU-23UAE代表に攻め込まれた森保ジャパン。しかし、守備陣は粘り強く対応し、相手に得点を許さず。試合はこのまま1-0で終了し、U-21日本代表が決勝進出を果たした。

 上田投入により、試合の流れは大きく変わったと言える。実際に同選手の得点が、運命を分けることになった。このあたりは、上田をピッチに送り出した森保一監督の采配が光ったと言えるだろう。この試合の森保監督の採点は以下の通り。

森保一監督 6.5 上田を途中起用した采配が的中。銀メダル以上が確定

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