マラガがビクトル・サンチェス監督を解任【写真:Getty Images】
スペイン2部のマラガは11日、“性的ビデオ流出”により停職としていたビクトル・サンチェス・デル・アモ監督を解任したことを発表した。
今月7日には、マラガはビクトル・サンチェス監督を停職とすることを発表し、「未確認の出来事に関して調査を行う」と述べていた。クラブは明言を避けているが、メディア報道によれば同監督の性的なビデオがSNS上で拡散されたという。同監督は自身のSNSを通して「プライバシーを侵害され脅迫された」と訴えていた。
それから4日を経て、クラブは同監督を「規律上の理由」により解任するという決定を発表した。この一件によって「クラブに深刻な被害が引き起こされた」と述べ、同監督との間では「状況を友好的に解決するため」交渉を行ってきたが、契約解除の合意には至らなかったため解任という形を取ったと説明している。
過去にデポルティボやベティスなどの監督も務めたビクトル・サンチェス氏は、昨年4月にマラガの監督に就任。昨季はチームを昇格プレーオフに導いたが、プレーオフ準決勝で敗れて1部復帰を逃した。
今季のマラガは経営問題のため、夏に加入したFW岡崎慎司(現ウエスカ)が選手登録を行えずに退団するなどのトラブルも発生。選手が不足する中で苦しい戦いを強いられ、現在は残留ラインと僅差の16位に位置している。
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