アル・サッドのシャビ・エルナンデス監督【写真:Getty Images】
カタール1部のアル・サッドを率いるシャビ・エルナンデス監督は、古巣であるバルセロナへの復帰に向けた動きがあるとも報じられたが、アル・サッドは現時点での退任を否定する声明を出した。
バルセロナのオスカル・グラウCEOやエリック・アビダルSD(スポーツディレクター)は先日カタールを訪れ、シャビ監督と2時間に及ぶ会談を行ったと報じられた。将来的な考えを確認するためとの見方もあるが、ここ最近の低調な戦いによりエルネスト・バルベルデ監督の立場が揺らいでいるとの噂もあり、クラブの動きが注目を集めていた。
だがアル・サッドのトゥルキ・アル・アリGM(ゼネラルマネージャー)は10日にクラブ公式ウェブサイトを通して声明を出し、現時点でのシャビ監督の退任を否定。同監督は11日に行われる試合に集中していると主張した。
「バルセロナはシャビの最初の家であり、復帰の話が出てくるのは当然予期されることだ。将来的には戻ることになるはずだが、現時点ではシャビはアル・サッドの監督だ」とアル・アリGMはコメント。「バルセロナほどのクラブであれば、こういった件については正式な形で話を通してくるだろう」と述べ、水面下での交渉も行われてはいないという見解を示した。
バルセロナの黄金時代を象徴する選手の一人として活躍したシャビは2015年にアル・サッドへ移籍。2018/19シーズン限りで現役を引退したあと、同クラブの監督を務めている。
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