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【静岡学園 1-0 矢板中央帝京長岡 高校サッカー選手権準決勝】
第98回高校サッカー選手権準決勝第2試合の静岡学園(静岡)対矢板中央(栃木)戦が11日に埼玉スタジアムで行われ、1-0の勝利を収めた静岡学園が決勝進出を果たした。
23年ぶりの準決勝進出を果たした静岡学園は、ここまで4試合で得点15、失点ゼロという完璧な成績で勝ち上がってきた。一方の矢板中央は2年ぶりの4強入りであり、初の決勝進出を狙う。
試合は前半から静岡学園が主導権を握り、優勢にプレーを展開。CKからのクロスに合わせたDF阿部健人のヘディングや、MF小山尚紀がドリブルで持ち込んでのシュートなどでゴールを脅かす。だが前半のシュート数10対0と圧倒しながらも矢板中央の体を張った守備に阻まれ、前半を両チーム無得点で折り返した。
後半も、立ち上がりに矢板中央が初シュートに持ち込んだのを除けば静岡学園のペース。一方的に相手陣内で試合を進め、多彩な攻撃でゴールに襲いかかる。だが合計25本を越えるシュートを放ちながらもゴールを割ることができない。
ゴールすぐ前にボールがこぼれた89分の決定機も、至近距離からのシュートを矢板中央GKが好セーブ。後半アディショナルタイムを迎え、92分のDF田邉秀斗のシュートも右ポストの内側を叩いた。
だがPK戦突入が濃厚かと思われたところで、エリア内へ仕掛けたMF松村優太が倒されてPKを獲得。鹿島アントラーズ入団が内定している10番が自ら成功させたPKがラストプレーとなり、静岡学園が劇的に決勝進出を果たした。
静岡学園は優勝した第74回大会以来24年ぶりの決勝進出であり、静岡県勢の決勝進出は12年ぶり。13日の決勝では連覇を狙う前回王者の青森山田(青森)と対戦する。
【得点者】
90+4分 松村優太(静岡学園)
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【了】