リバプールの南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、1月に同クラブに加入した日本代表MF南野拓実を起用するポジションについて見通しを述べた。10日の会見でのコメントをクラブ公式ウェブサイトが伝えている。
南野はオーストリアのザルツブルクから冬の移籍市場でリバプールに加入。現地時間5日に行われたFAカップ3回戦のエバートンに先発で出場し、70分間プレーして公式戦デビューを飾った。
そのエバートン戦で南野を3トップの中央に起用したことについて、クロップ監督は「彼にとって、特に守備面で最も自然なポジションだと考えたからだ」とコメント。デビュー戦ということもあり、プレーのしやすさを重視した上での選択だったと説明した。
「彼は昨季そのポジションでプレーしていた。私の教え子(マルコ・ローゼ)がザルツブルクの監督を務めていた時だ」とクロップ監督。「彼にとって自然に守備ができるポジションだった。脚本を渡して、どうプレーするべきかを説明するようなことはしたくなかった」
しかし、今後は様々なポジションで起用される可能性もあるかもしれない。攻撃のあらゆるポジションでプレーできる力があるとクロップ監督も考えているようだ。
「10番の位置でもよくプレーしていたし、セカンドストライカーでもプレーできる。日本代表では9番もやっているし、両サイドのウイングもやれる」「彼が提供できることはたくさんある。私は彼のプレーが非常に気に入った」と指揮官は南野への評価を語った。
リバプールは現地時間11日に行われるプレミアリーグ第22節の試合でトッテナムと対戦する。南野にとってはプレミアリーグデビュー戦となることが期待される。
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