FCシンシナティ移籍が決まった久保裕也【写真:Getty Images】
MLS(メジャーリーグサッカ)のFCシンシナティは現地時間9日、ベルギー1部ヘンクから久保裕也を完全移籍で獲得したことを発表した。
久保はクラブの公式ホームページで「FCシンシナティのような野心的なクラブに加わることが出来て嬉しい。プロとして刺激的な経験を探しているので貴重な経験になるだろう」と喜びを語った。
26歳の久保は2013年にスイスのヤングボーイズで欧州のキャリアをスタートさせると2017年にはヘンクに移籍した。2018年にはドイツのニュルンベルクに期限付き移籍するも23試合で1得点と結果を残せなかった。
今季は再びヘントに戻るもなかなか出番に恵まれず公式戦は12試合の出場、10月6日のクラブ・ブルージュ戦以降はプレーする機会を得ることが出来なかった。
久保が新しく所属するシンシナティは2019年からMLSに参入したクラブだ。昨季は最下位に沈んだが、久保の他にファネンド・アディを獲得するなど巻き返しを図るべく補強をしている。なおサラリーキャップ制度を採用するMLSだが、久保は各クラブに最大2人まで認められているサラリーキャップの範囲外で獲得できる特別指定選手として迎え入れられる。クラブからの期待の大きさが伺える。
ちなみに、シンシナティには今季からメジャーリーグ・シンシナティ・レッズに秋山翔吾も加入することが決まっており、日本を代表する2人の選手がシンシナティでどのような活躍をしてくれるか楽しみだ。
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