「ランパードは何回もあのような…」
――後半が始まりました。
「旗手がシュートを打ったけど、冷静じゃなかったね。そして、すぐあとに先制された」
――前半、ショーンさんが言っていたディフェンスの甘さでしょうか。
「そうですね。簡単に崩されました」
――先制を許した日本代表でしたが、56分に食野亮太郎のミドルシュートが相手DFに当たって同点ゴールになりました。
「打てば何が起きるかわからないですね! 少しラッキーでしたが、だからこそ、ゴールが見える位置からできるだけシュートを打った方がいいですね。いまチェルシーで監督をしているフランク・ランパードは、現役時代に何回もあのようなミドルシュートから得点しています」
――後半、何か変化は感じますか?
「特にないですね。でも褒めるべきは、失点した後にすぐ追いついたことですね」
――小川航基に代わって上田綺世が入ります。
「上田はよくシュートを打つタイプなので期待したいです。小川はこの試合であまりインパクトを残せませんでしたね」
――試合は1-1のまま終盤へと入っていきます。
「サウジアラビアから見ると、相手は強豪なので引き分けでもいい、という考えがあるかもしれません。森保一監督も、もちろん勝ちたいと思っていますが、同時に負けたくないと考えていると思います」
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