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東京五輪 5年前

【U-23日本代表スタメン案】U-23サウジアラビア戦、10番・食野亮太郎に期待! AFC U-23選手権初戦のイレブンをFチャン編集部が厳選

サッカーU-23日本代表は9日、AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪アジア最終予選)のグループリーグ初戦でU-23サウジアラビア代表と対戦する。同大会は東京五輪前最後の公式戦。すでに五輪本大会への出場を確定させている日本代表であるが、選手個々にとっては五輪メンバーに生き残るための重要なアピールの場となる。緊張感漂う初戦で、森保ジャパンはどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。(文:編集部)

text by 編集部

2020年の初陣を勝利で飾れるか

U-23日本代表
フットボールチャンネル編集部が提言するU-23サウジアラビア代表戦のスターティングメンバー

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 日本サッカー協会(JFA)は昨年12月29日、AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪アジア最終予選)に挑むU-23日本代表メンバーを発表している。

 招集メンバーにはEAFF E-1サッカー選手権を戦ったFW小川航基やMF田中碧、MF遠藤渓太らが名を連ねている。MF久保建英やMF堂安律らは不在だが、海外組からはスコットランドのハーツで活躍するFW食野亮太郎のみが選出された。

 今回のAFC U-23選手権は東京五輪2020への出場を懸けて戦う大会だが、日本は開催国ということですでに本大会への出場が確定している。しかし、東京五輪に向けての最後の公式戦ということで、選手個々にとっては五輪メンバー入りを果たす上での重要なアピールの場となる。五輪への出場が確定しているとはいえ、より良い成績を収めることが求められるだろう。

 そんなU-23日本代表がグループリーグ初戦で激突するのがU-23サウジアラビア代表。2018年に行われたアジア競技大会では準々決勝でU-21日本代表と対戦しており、サウジアラビアは1-2で敗れはしたものの、互角の戦いを繰り広げていた。森保ジャパンにとって侮れない相手であることは間違いなく、初戦ということでより一層集中して挑むことが求められるだろう。

 ここからは、そんなU-23サウジアラビア代表に挑むU-23日本代表のスタメン案を紹介していきたい。

 GKには大迫敬介を推す。サンフレッチェ広島で活躍する同選手は、すでにA代表デビューも果たしているなど、今回選出されているGKの選手の中では最も経験値がある。東京五輪でも正守護神として活躍することが期待されており、問題なければU-23サウジアラビア代表との緊張感漂う初戦でも先発入りするだろう。

 3バックは左から古賀太陽、渡辺剛、立田悠悟を推す。立田は所属する清水エスパルスでもコンスタントに出場機会を得ており、1対1や空中戦の強さなどを武器に持つ選手だ。E-1サッカー選手権に出場することはなかったが、年代別代表でのプレー経験は豊富。今大会はDFリーダーとして、奮闘が求められるはずだ。

 古賀と渡辺はE-1サッカー選手権の第2戦・香港代表戦で日本代表デビューを果たしている。ただ、同試合では守備に追われる時間帯が少なく、アピールに成功したとは言い難かった。鹿島アントラーズに所属する町田浩樹の合流が他の選手より遅れているため、初戦では古賀と渡辺にチャンスが訪れる可能性は高い。今回は森保監督の前でアピールできるかどうかに注目が集まる。

1トップはE1で3得点の小川航基

 左ウイングバックには遠藤渓太、右ウイングバックには相馬勇紀を推す。遠藤はE-1サッカー選手権でもWBとして大奮闘。攻撃面では積極的に仕掛け、守備面ではCBのカバーリングも的確にこなすなど、攻守に渡りハードに働いた。U-23サウジアラビア代表戦でも、同選手の献身性は求められるだろう。

 相馬も遠藤と同じくE-1サッカー選手権で輝きを放った選手の一人だ。韓国の地ではサイドで幾度となく相手を置き去りにし、クロスを上げるなど攻撃に厚みをもたらした。90分間サイドでの上下動を繰り返すことができる豊富な運動量は魅力的で、U-23サウジアラビア代表との初戦でもそうした強みは生かしていきたい。

 中盤底2枚には田中碧と齊藤未月を推す。田中は2019シーズンのJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞に輝くなど、川崎フロンターレで大きく羽を広げた。E-1サッカー選手権では2試合に出場。韓国代表戦では低調なパフォーマンスに終わったが、第2戦の香港代表戦では質の高いパスなどでリズムを生み出していた。切り替えの強度は課題だが、再び躍動してもらいたい選手の一人だ。

 齊藤はU-20日本代表のキャプテンとして、U-20ワールドカップ・ポーランド大会に出場した実力者だ。湘南ベルマーレで培ったハードワークとボール奪取の上手さは魅力的で、中盤の幅広いエリアをカバーすることができる。森保一監督の下でのプレー経験は多くないが、ぜひ起用してほしい選手である。

 シャドーには森島司と食野亮太郎を推す。森島はE-1サッカー選手権でA代表デビューを飾っているが、ボールを受けてからのアイデアや縦への突破力は非常に鋭かった。E-1サッカー選手権でのパフォーマンスを維持し、今大会の初戦に挑めることができれば、U-23サウジアラビア代表の脅威となることは可能だろう。

 食野は今大会に挑むU-23日本代表の中で唯一の海外組。背番号10を身に着けるなど、活躍が期待されている選手だ。5日に行われたタイ1部リーグのサムットプラカーン・シティFCとの練習試合ではゴールも決めるなど、コンディションも悪くないはずだ。久保建英や堂安律ら、東京五輪出場へ向けて強力なライバルは多いが、ここでアピールに成功したいところである。

 1トップには小川航基を推す。森保監督の下では基本的にFW上田綺世が起用されることの多い1トップであるが、同選手はここ最近、ゴールという結果を残せずにいる。一方で小川は、E-1サッカー選手権の第2戦、香港代表戦でハットトリックと目に見える結果を残した。相手の力が劣っていた部分はあるが、調子は上向きと見ていいだろう。東京五輪出場への熾烈なポジション争いに向け、AFC U-23選手権の舞台でも結果を残したい。

(文:編集部)

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【了】

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