チェルシー時代のエデン・アザール【写真:Getty Images】
1月7日に29歳の誕生日を迎えたレアル・マドリーのベルギー代表MFエデン・アザール。マドリーでは負傷による離脱などもあって本領発揮に至っていないこともあり、やはり昨季まで所属したチェルシー時代のイメージがまだまだ強いかもしれない。
チェルシーでプレーした7年間の活躍ぶりはまさに圧巻。プレミアリーグ優勝2回やヨーロッパリーグ優勝2回など計6つのタイトルをクラブにもたらしたほか、数え切れないほどの個人賞も受賞。プレミアリーグと世界のサッカー界を代表する選手の一人として君臨していた。
高い技術から繰り出された数多くのゴールとアシストの中には非常に印象的なものも多い。その中でも、2017年2月のアーセナル戦で記録した決勝ゴールはベストゴールに挙げられるもののひとつだった。
チェルシーの1点リードで迎えた53分、ハーフウェイライン手前の自陣内でボールを拾ったアザールはそのまま一人で相手陣内を駆け抜けた。フェイントで一人をかわし、激しいボディチェックも吹き飛ばしてエリア内に侵入すると、3人に囲まれながらも難なく右足でゴールネットを揺らしてみせた。
このゴールはチェルシーがアザールの退団時に公式YouTubeチャンネルで公開したベストゴール集でも2位に選ばれていた。スペインでもこれからまた魔法のようなプレーを見せてくれるだろうか。