マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカの日本代表MF久保建英は、レアル・マドリーから今季他クラブへレンタルされている選手たちの中で、順調な成長をみせている選手の一人だと評価されている。スペイン紙『アス』が7日付で伝えた。
マドリーからは多くの若手選手が国内外の他クラブへレンタルされており、久保もその中の一人。シーズンの折り返しを迎えた時点で『アス』紙は、「マドリーレンタル組の前半戦の光と影」と題し、各選手に評価を下している。
特に高い評価を受けているのはレアル・ソシエダのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーとボルシア・ドルトムントのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの2人。さらにセビージャのDFセルヒオ・レギロンと久保を加えた4人は、「マドリーに貢献できる」としてポジティブな評価となっている。
久保については「マジョルカでのスタートから着実に前進し、ビセンテ・モレノ(監督)のイレブンに定着した。チームの右サイドは彼のものになった」と記述。「高い技術を少しずつ実際の試合の中でのプレーに繋げるようになってきた」「年齢に似つかわしくない成熟ぶり」と称賛している。
ここ数試合は久保が積極的なプレーを見せながらもチームの結果に繋がらないことも多く、マジョルカは降格圏に転落している。だが「(久保が)継続性を身に付けられれば、マジョルカにとっては残留争いに向けた大きな戦力になるだろう」という期待とともに、その後はマドリー復帰への道も開けてくるという見通しが示されている。
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