アントワープの三好康児【写真:Getty Images】
川崎フロンターレからの期限付き移籍でベルギー1部のロイヤル・アントワープに所属している日本代表MF三好康児は、来季には同クラブへ完全移籍する可能性が高いとみられている。現地紙『ガゼット・ファン・アントウェルペン』が伝えた。
東京五輪世代の選手でもあり、昨夏のコパ・アメリカ2019では日本代表にデビューしてウルグアイ戦で2得点を挙げる活躍もみせた三好。2019シーズンの前半を横浜F・マリノスで過ごしたあと、昨年8月に1年間の期限付き移籍の形でアントワープに加入した。
地元紙は来季に向けたアントワープの補強の見通しを論じる中で三好にも言及。「過去数ヶ月間でピッチ内でもピッチ外でもすぐに順応した」として、クラブが完全移籍のオプションを行使するという見通しを示している。
アントワープが完全移籍の形で三好を獲得するために支払うべき金額は120万ユーロ(約1億4500万円)だという。クラブにとっては「完全に実行可能なオプション」であり、「格安」な取引だと見なされている。
三好はアントワープでこれまでに公式戦10試合に出場。出場機会は多くはないが、デビュー戦では強豪アンデルレヒト相手に交代出場から劇的決勝点を奪い、リーグ初先発に起用されたクラブ・ブルージュ戦でも2得点に絡んで昨季王者撃破に貢献するなど要所で大きなインパクトを残している。
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