リバプールの南野拓実【写真:Getty Images】
イングランド・FAカップ3回戦のリバプール対エバートン戦が現地時間5日に行われ、リバプールが1-0の勝利を収めた。リバプールの日本代表MF南野拓実は先発で新天地デビューを飾っている。
1月の移籍市場でリバプールに加入した南野は先発で出場し、70分に交代するまでプレー。リバプールは南野がベンチに下がった直後の71分に先制点を奪い、そのまま1-0でダービーマッチを制した。
初出場に大きな期待と注目を集めていた南野だが、大きな見せ場を作ることはできず、英国メディアによる評価も高くはない。『スカイ・スポーツ』では先発メンバーで2番めに低い採点「6」。わずか9分での負傷交代となったMFジェームズ・ミルナーを除けば最低点とされている。
『デイリー・メール』でもミルナーと並んで先発最低点の採点「6」。『エクスプレス』でもチーム最低タイの「6」をつけ、「デビュー戦で攻撃をけん引したがインパクトを残すには苦戦。前半に大きなチャンスを無駄にした」と寸評している。
だがデビュー戦であることを考えれば、ある程度の期待は感じさせたという見方もある。『ミラー』は、ユルゲン・クロップ監督が試合後に南野を絶賛したことについては「少々行き過ぎ」だとしながらも、「完全に期待通りのレベルにあることは十分に示した。プレミアリーグでもチャンピオンズリーグでも戦力になるだろう」と評している。
『インディペンデント』も同様に、「長く記憶に残るデビュー戦ではないかもしれないが期待に満ち溢れていた」と南野について評価。「期待を感じさせるパフォーマンスだった。クロップの具体的な要求にすでに応えられる水準にあるようだ」と述べている。
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