第98回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が5日に行われ、14時10分キックオフの各会場第2試合では静岡学園(静岡)と帝京長岡(新潟)が準決勝進出を決めた。
静岡学園は駒沢陸上競技場で徳島市立(徳島)と対戦。ともにここまで無失点で勝ち上がってきた両チームだったが、前半16分には静岡学園のCKからのクロスに主将のDF阿部健人がヘディングで合わせて先制点を奪う。その5分後にも左サイドからのFKにFW岩本悠輝が頭で合わせて2-0とした。
岩本は前半終了間際にも右からのクロスをヘディングで叩き込んで自身2点目。70分にも相手ゴール前でのこぼれ球を拾い、ハットトリックとなる3点目を蹴り込んだ。今大会5点目で得点ランキング首位タイにも浮上している。
4-0の勝利を収めた静岡学園は4試合連続で3点以上を奪っての無失点勝利という見事な成績で4強へ。静岡県勢の準決勝進出は12年ぶり、静岡学園としては23年ぶりとなる。
等々力陸上競技場では帝京長岡が仙台育英(宮城)と対戦。開始からわずか1分、MF谷内田哲平のゴールで先制した帝京長岡はそのまま1-0で逃げ切り、3試合連続の完封勝利で準決勝進出を決めた。新潟県勢初の4強となる。
埼玉スタジアム2002で11日に行われる準決勝第1試合では帝京長岡が前回王者の青森山田(青森)と、第2試合では静岡学園が矢板中央(栃木)と対戦する。
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