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2019年世界のブレイク若手ベストイレブンを選定。日本の至宝に120億円の神童、新世代のゴールマシーンも【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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左からアルフォンソ・デイビス、パウ・トーレス、マンチーニ、ワン=ビサカ【写真:Getty Images】

アーロン・ワン=ビサカ(U-21イングランド代表/マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1997年11月26日(22歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/0得点 ※1月4日現在

 昨季、クリスタル・パレスで大ブレイクを果たすと、夏に移籍金5500万ユーロ(約67億円)でマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれた。長い手足を生かしたクモにも例えられる粘り強いディフェンスが信条で、大胆に右サイドを駆け上がる攻撃参加も相手の脅威となる。プレミアリーグでのプレーは実質2年目ながら評価はうなぎ上りだ。

ジャンルカ・マンチーニ(イタリア代表/ローマ)
生年月日:1996年4月17日(23歳)
今季リーグ戦成績:15試合出場/1得点 ※1月4日現在

 フィオレンティーナ育ちの長身センターバックは、昨季アタランタでチャンピオンズリーグ出場権獲得の立役者となってローマに引き抜かれた。新天地でもコスタス・マノラスが抜けた最終ラインで定位置を掴み、一足飛びに成長を続けている。背番号23へのこだわりからも分かる通り憧れはマルコ・マテラッツィだが、機動力やテクニックも兼ね備える現代型センターバックで、昨季セリエAで5ゴールを奪ったセットプレー時の得点力も大きな魅力だ。3月にはイタリア代表デビューも果たした。

パウ・トーレス(スペイン代表/ビジャレアル)
生年月日:1997年1月16日(22歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/1得点 ※1月4日現在

 ビジャレアル生まれで6歳からビジャレアルで育成された生え抜きセンターバックは、昨季レンタル先の2部マラガで飛躍のきっかけをつかんで復帰。念願のトップチーム契約を手にした今季はビジャレアルで定位置を掴み、スペイン代表デビュー戦となった11月のマルタ戦でいきなり初ゴールも奪った。

 左足から繰り出されるパス精度は非常に高く、競り合いもスピード対応も苦にしないバランスのとれた貴重な才能の持ち主だ。地元出身のビジャレアル所属としては初の代表選手となり、ファンの期待を一身に背負う逸材は、いまやアーセナルやマンチェスター・シティから関心を寄せられるまでになった。

アルフォンソ・デイビス(カナダ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:2000年11月2日(19歳)
今季リーグ戦成績:13試合出場/1得点 ※1月4日現在

 カナダ代表最年少デビュー記録を持つ神童は、1月にバイエルン・ミュンヘンの一員になると徐々に試合出場を重ねて、今ではチームに欠かせないキーマンの1人になった。今季は左サイドバックの主戦として定位置を確保し、圧倒的な走力でサイドを制圧する。ビッグプレーヤーへの道を順調に突き進む19歳は、大先輩ダビド・アラバがそうであるように、名門バイエルンを向こう10年支えうる逸材だ。

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