プレシーズンをレアル・マドリーで過ごした久保建英【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、マジョルカにレンタル中の日本代表MF久保建英を来季プレシーズンで一旦復帰させ、チームに残すかどうかを見極める見通しだという。スペインメディア『ドン・バロン』が3日付で伝えた。
久保は昨年夏にFC東京からマドリーへ移籍。当初はBチームでのプレーが見込まれながらも、トップチームのプレシーズンツアーに参加して高い評価を受けた。だが外国人枠の問題もあって公式戦出場は困難が予想されたことから、試合経験を積むためマジョルカへのレンタルを選んだ。
今季は他にもマドリーから他クラブへレンタルされた選手が活躍を見せており、特にレアル・ソシエダのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーとボルシア・ドルトムントのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミは来季のマドリー復帰が確実視されている。
一方で18歳の久保はマドリーにとって長期的な未来を見据えての戦力候補であり、来季は再び他クラブへレンタルされることが濃厚とみられていた。だが来季マドリーの「サプライズ補強」として呼び戻される可能性が出てきたと『ドン・バロン』は伝えている。
ジダン監督は久保を再びプレシーズンに参加させ、チャンスを与える見通しだという。現在外国人枠を占める選手の一人である19歳のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールと争う形となり、久保の方がアピールに成功したとすれば、ヴィニシウスがスペイン1部の他クラブへレンタルされて久保がマドリーに残留する可能性もあるとされている。
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