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左からジェネ、クリバリ、マティプ、マズラウィ【写真:Getty Images】
ヌサイル・マズラウィ(モロッコ代表/アヤックス)
生年月日:1997年11月14日(22歳)
今季リーグ戦成績:11試合出場/0得点 ※1月3日現在
昨季のアヤックスで最も大きな成長を遂げた1人。超攻撃な姿勢を貫く右サイドバックで、同胞のハキム・ジイェフと築く縦の関係は準決勝進出を果たしたチャンピオンズリーグの舞台でも猛威を振るった。中盤もこなせるテクニックと視野の広さを兼ね備え、現代的なサイドバックの象徴として近い将来ワールドクラスへと上り詰める巨大なポテンシャルを秘めている。
ジョエル・マティプ(元カメルーン代表/リバプール)
生年月日:1991年8月8日(28歳)
今季リーグ戦成績:7試合出場/0得点 ※1月3日現在
フィルジル・ファン・ダイクとの鉄壁コンビでリバプールのチャンピオンズリーグ優勝に貢献した。現在も離脱中で依然として負傷の多さは目につくが、出場すればディフェンスラインの落ち着きと安定感は格段に増す。若い頃に比べてプレーの波がなくなり、2m近い長身で競り合う空中戦はほぼ敵なし、地上戦でも主導権を握れる総合力の高いセンターバックになった。
カリドゥ・クリバリ(セネガル代表/ナポリ)
生年月日:1991年6月20日(28歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/0得点 ※1月3日現在
強靭なフィジカルはもちろんのこと、テクニック、スピード、インテリジェンスをフル装備した世界最高峰のセンターバック。移籍市場が開くたびにメガクラブ行きが取り沙汰される人気銘柄だが、今季もナポリ残留を決断し、相変わらずのハイパフォーマンスを披露している。
夏のアフリカネーションズカップではセネガル代表の守備陣をけん引し、大会通算2失点の壁を築きながら決勝進出に大きく貢献した。その2失点は、いずれもグループリーグと決勝で対戦したアルジェリア代表から喫したものだった。
ジェネ(トーゴ代表/ヘタフェ)
生年月日:1991年12月31日(28歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/0得点 ※1月3日現在
代表レベルでの実績はほぼ皆無に等しいが、クラブレベルでは隠れた人気銘柄へと成長した。堅守を誇るヘタフェ守備陣の柱としてディフェンスラインを統率し、昨季は5位躍進&ヨーロッパリーグ出場権獲得に多大な貢献をした。
相方が誰かを問わずハイパフォーマンスを約束する安定感が信条。センターバックとしては身長178cmと小柄だが、強靭なフィジカルを活かした空中戦は迫力満点で、スピードもあるためカバーリングの範囲も広い。水際で失点を防ぐ体を張ったブロッキングも職人芸の域だ。