リバプール本拠地で試合を観戦した南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールに加入した日本代表MF南野拓実は、5日に行われるFAカップ3回戦のエバートン戦で新天地デビューを飾ることが見込まれている。ユルゲン・クロップ監督はこの試合に向けて先発メンバーを入れ替えて臨むことを示唆している。
1月の移籍市場でザルツブルクからリバプールに完全移籍した南野は12月31日からチームに合流。2日に行われたプレミアリーグ第21節のシェフィールド・ユナイテッド戦では登録の都合上まだ出場はできなかったが、本拠地アンフィールドでベンチ裏スタンドから試合を見守った。
南野は中2日で行われるカップ戦の“マージーサイドダービー”での初出場が見込まれる。先発に起用されるのか交代出場なのかは不確定だが、クロップ監督はある程度先発メンバーを変更することを考えているようだ。英紙『ミラー』などがシェフィールド・ユナイテッド戦後のコメントを伝えた。
「(エバートン監督の)カルロ・アンチェロッティに教えるわけにはいかないが、自分にとって正しいと思う選択をする」とクロップ監督。「自分で決める部分もあるし、メディカル部門からの助言もあるだろう。先発がどうなるかは分からないが、現時点でのベストなメンバーになる」と語った。
中3日での試合となるエバートンは大きくメンバーを変えることなくダービーマッチ勝利を狙ってくるとクロップ監督は予想。だが中2日となる自らのチームについては「フレッシュな選手を入れることになる。彼ら(エバートン)は昨日試合をしたが、我々は今日試合をした」と話している。
南野は12月10日に行われたチャンピオンズリーグの試合でリバプールと対戦したあと、同14日に行われたザルツブルクの年内リーグ最終戦は欠場しており、約3週間のオフを過ごした形となる。まさに“フレッシュ”な選手だが、大一番での先発デビューを飾るチャンスもあるのだろうか。
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