スティーブン・ジェラード監督も大興奮【写真:Getty Images】
スコットランド1部リーグのセルティック対レンジャーズが現地時間29日に行われた。レンジャーズが9年ぶりにライバルを下した裏で、一人の選手が所属クラブから解雇される事態が起きている。英『スカイ・スポーツ』などが取り上げた。
スコットランドを代表する名門2クラブの対戦は“オールドファーム”と呼ばれる大一番。しかし、レンジャーズは2012年の破産で4部からのリスタートを余儀なくされ、最後のオールドファーム白星は2010年まで遡らなければいけない。
それだけに、この勝利に対するファンの喜びはひとしお。試合後にアウェイサポーターを捉えたカメラには、歓喜するサポーターの姿が映し出された。
その中にいたのが、スコットランド・リーグ2(4部に相当)のコーブ・レンジャーズに所属するフレイザー・エアードだった。24歳の同選手は、相手サポーターに向けて攻撃的なジェスチャーをとっており、これが問題視された。
すると30日、コーブ・レンジャーズが公式声明を発表。「クラブとして、我々はそのような行動を容認していない。全選手に正しい形でクラブを代表してもらいたい」とし、「フレイザー・エアードは1月の初めに契約満了となる。ただちにクラブを離れることになる」と記した。
かつてレンジャーズのアカデミーでプレーしていたエアード本人は「オールドファームでの出来事を謝罪したい。プロの選手としての責任があることを理解している。昨日はそれができなかった。みんなが許してくれることを願っている」と、自身のSNSでコメントしている。
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