リバプールに加入する南野拓実【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのリバプールに加入が決定している日本代表MF南野拓実だが、ユルゲン・クロップ監督はデビュー戦の予定を勘違いしているのかもしれない。英紙『エクスプレス』が30日付で伝えた。
オーストリアのレッドブル・ザルツブルクに所属し、今季チャンピオンズリーグでリバプールと対戦した試合でも好プレーを見せた南野は、そのリバプールへの完全移籍が今月発表された。冬の移籍市場が開く1月1日付で正式にリバプールの一員となる。
リバプールは今季プレミアリーグで絶好調の戦いを続けている。年内最終戦となった29日のウォルバーハンプトン戦にも1-0で勝利を収め、1試合未消化ながらも2位レスター・シティと13ポイント差の首位という状況で新年を迎えることになった。
試合後にクロップ監督は、「次の試合ではおそらくあと2人選手がいるだろう」とコメント。南野と、シュトゥットガルトへのレンタルからの復帰が決まっているDFナサニエル・フィリップスの2人に言及した。「フィリップスとタクミもいるだろう。彼(南野)がウィンターブレイク中にどうしていたのか確認しなければならない。もちろんトレーニングはしていただろうけど、チームではやっていないからね」と続けている。
その「次の試合」とは、1月2日に行われるホームでのプレミアリーグ第21節シェフィールド・ユナイテッド戦。だが実際には、南野とフィリップスはまだこの試合には出場することはできない。
プレミアリーグの規定により、1月1日または2日付で加入した選手は第21節の試合にまだ出場できないと英紙は指摘している。実際には、多くの現地メディアで伝えられている通り、1月5日に行われるFAカップ3回戦のエバートンとのダービーマッチが南野のデビュー戦となる可能性が高そうだ。
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