ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、現役引退後の活動に向けた見通しを示した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが同選手のコメントを伝えている。
C・ロナウドは現地時間29日にドバイで開催される「グローバル・サッカー・アウォーズ」に参加予定。その前日に、自身の選手としてのキャリアや引退後に向けた考えなどをメディアに語った。
34歳となった現在でもトップレベルで活躍を続けるC・ロナウドは、「体に気を遣うことは僕の生き方そのもの」とコンディションの維持についてコメント。「自分自身を犠牲にし、人生の70%をサッカーに捧げなければならない。他の誰かを批判するつもりはないが、アスリート全員にそれだけの覚悟があるわけじゃない」と続けている。
その圧倒的な向上心は、今後スパイクを脱ぐ時が来ても変わらないようだ。「僕はいつも何かを学んで、興味のあることを身につけようとしている。学校に通えなかった分の時間を取り戻したい。サッカーを終えた後の人生もある」とC・ロナウドは学問への意欲を示した。
現役引退以後の新たな挑戦としては俳優業も視野に入れているという。「新しいことに参加したい。英語を上達させて、ハリウッドで映画をやりたいと思っているんだ。なんでもやれるだけの時間はある」
だが、まだしばらくは選手としてのプレーを続けていくことになりそうだ。「2020年も素晴らしい年になってほしいね」とC・ロナウドはコメント。今後ブラジルのペレ氏の公式戦得点数を上回ることにも期待がかかるが、「もちろん越えられれば名誉なことだけど、誰にでもそれぞれの物語がある。ペレはこれからもペレ、クリスティアーノはこれからもクリスティアーノだ」とレジェンドとの比較をかわしている。
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