ローマン・ゾズリヤ【写真:Getty Images】
セグンダ・ディビシオン第20節、ラージョ・バジェカーノ対アルバセテの試合が現地時間15日に行われた。しかし、試合中にファンが選手を侮辱する応援歌(チャント)を歌ったことで、ハーフタイムで試合が中止になった。それに関する処分などについて、27日に英メディア『BBC』が報じている。
ターゲットにされたのはアルバセテに所属する30歳のウクライナ代表FWローマン・ゾズリヤ。同メディアによると、ホームのラージョファンが同選手に対して「お前はナチス」などのチャントを歌い侮辱したという。また、侮辱する横断幕も貼られていたようだ。
事態を重く見た審判団などが、ハーフタイムで試合を中止にする決断を下している。後日、スペインサッカー連盟はラージョに1万5333ポンド(約200万円)の罰金と、2試合における部分的なスタジアムのスタンド閉鎖の処分を下した。
実は、ラージョのファンは2017年にも問題を起こしている。レアル・ベティスからラージョへの期限付き移籍が決まったゾズリヤだったが、「ナチスが来る場所ではない」などの横断幕を練習場に張るなどして猛抗議。移籍が破談となったと同メディアは伝えている。
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