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岡崎慎司ゴールで香川真司とのダービー勝利。現地メディア評価も明暗分かれる

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

香川真司、岡崎慎司
香川真司と岡崎慎司【写真:ムツ・カワモリ】

 セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)第21節のウエスカ対レアル・サラゴサ戦が現地時間22日に行われ、ホームのウエスカが2-1で勝利を収めた。FW岡崎慎司がMF香川真司との日本人対決を制した形となった。

 ともにアラゴン州を本拠地とする両チームのダービーマッチでもあり、1部昇格を狙う上位チーム同士の対戦でもある注目カード。ウエスカの岡崎、サラゴサの香川ともに先発での出場を果たした。両者が敵として対戦するのはブンデスリーガ時代以来約5年ぶりとなる。

 前半20分には左サイドからのクロスに滑り込んだ岡崎がウエスカの先制点を記録。サラゴサは前半終了間際に追いついたが、あまりボールに絡めなかった香川は57分でベンチに下がることになった。69分にはウエスカが勝ち越しゴールを奪い、2-1でダービーマッチを制した。

 スペインメディアでも2人の“シンジ”に対する評価は明暗が分かれている。『アス』紙では0から3までの4段階で岡崎には「2」と高評価。香川には後半にレッドカードを受けたサラゴサの2選手などと並ぶ「0」の最低評価がつけられた。

 地元メディア『スポルト・アラゴン』では、岡崎に対して10点満点で「9.5」とチーム単独2位の高い評価をつけた。「数試合(先発から外れて)休んだことで活力を取り戻した。1得点、取り消されたゴール1点、レッドカード誘発1枚で香川真司との同胞対決に勝利」と寸評を添えている。

 一方、同メディアは香川に対しては「3」と低い採点。「ディティールだけではやっていけない。スペイン2部のように要求の高いリーグではなおさらだ。直接FKからクロスバーに当てたが、それ以外はほとんど何もなかった。ビクトル・フェルナンデス(監督)からのチャンスをまたも逃した」と厳しく評した。

 だが『エル・デスマルケ』では香川に対してチーム2位タイの「6」と及第点。「試合の序盤には積極的に動いていた。2度のチャンスでゴールを狙い、そのうちひとつはクロスバーを叩いた直接FK」と好意的な評価を述べている。

【了】

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