ユベントスのマリオ・マンジュキッチ【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチは、カタールのアル・ドゥハイルへ移籍することが決定的な状況となったようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が22日に伝えた。
現在33歳のマンジュキッチは2015年にユベントスに加入。昨季までの4年間で公式戦162試合に出場して44ゴールを挙げ、チームのセリエA連覇やチャンピオンズリーグ(CL)上位進出などに貢献してきた。2017年のCL決勝で決めたスーパーゴールも非常に印象的だ。
しかし今季から就任したマウリツィオ・サッリ監督のもとでは構想外とされ、シーズン前半戦に公式戦出場はゼロ。他クラブへの移籍が盛んに噂され、一時はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定的になったとの報道もあった。
だが移籍先はカタールに決定することになりそうだ。すでにドーハに到着した同選手の姿が映像に捉えられ、SNS上に投稿されていると伊紙は伝えている。現地でメディカルチェックを受け、移籍の正式決定に至ることが見込まれる。
アル・ドゥハイルは今年夏まで日本代表MF中島翔哉(現ポルト)も所属していたカタールの強豪クラブ。昨季の国内リーグを2位で終え、2020年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグからの出場権も獲得している。
マンジュキッチはアル・ドゥハイルで、ユベントスでもチームメートだったモロッコ代表DFメディ・ベナティアと再会することが見込まれる。現在のユベントスとの契約ではボーナス込みで最大700万ユーロ(約8億5000万円)近い年俸となる契約を交わしていたが、カタールでの報酬はそれ以上の高額となる可能性もあると予想されている。
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