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リバプール、“旭日旗デザイン”使用で連日の炎上。韓国から批判の声上がる【クラブW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

リバプール
クラブW杯優勝を飾ったリバプール【写真:Getty Images】

 FIFAクラブワールドカップ2019カタールの決勝、リバプール対フラメンゴ戦が現地時間21日に行われ、延長戦の末に1-0で勝利を収めたリバプールが優勝を飾った。だが、この試合に関連するSNS投稿に“旭日旗デザイン”が含まれていたとして主に韓国から抗議の声が上がり、物議を醸している。

 クラブワールドカップで優勝を飾ったあと、リバプールの公式日本語ツイッターアカウントでは優勝を祝うイラストが投稿された。ユルゲン・クロップ監督がクラブワールドカップのトロフィーと地球を両手に持って笑顔を浮かべているイラストだった。

 だが、そのクロップ監督の背後には太陽から放射状に光が指すようなデザインが用いられており、これが旭日旗デザインに見えるとして炎上。批判的な返信コメントなどが殺到した末、イラストを含む投稿は削除された。

 同様の問題は試合前の20日にも発生していた。リバプールはクラブワールドカップの前身であるトヨタカップの1981年大会でフラメンゴと対戦した際の映像を公式ウェブサイトで紹介したが、そのサムネイルに旭日旗のデザインが表示されているとして韓国のメディアやファンが批判。前日に加入が発表された日本代表MF南野拓実に関する記事と並べられていたことも火に油を注ぐ形となっていた。

 リバプールはこの批判に対し、フェイスブックの公式アカウントで翌日に謝罪を行った。「昨日我々は不快感を引き起こす画像を我々のチャンネルにて公開しました。事態を把握次第すぐに間違いを修正する対応を行いました。この画像に傷つけられた方がいたとすれば謝罪します」とクラブは述べている。

 だが、この謝罪文が韓国国内のIPからしか閲覧できない投稿とされていたことが新たな批判を引き起こした。韓国ポータルサイト『NAVER』はこの謝罪について、「心からの反省ではなく子供をなだめるような謝罪文という意見もある」「中途半端という批判も受けている」と韓国ファンからの反応について伝えている。

 リバプールは過去にも、ユース所属選手が旭日旗デザインの帽子を被っていたこと、MFナビ・ケイタが旭日旗のタトゥーを入れたことなどが批判の対象となったが、「迅速な対応」が行われたと韓国メディアは述べる。だが今回の一件に対しては「残念な対応」であり、「国内ファンに失望が広がっている」としている。

【了】

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