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世界ナンバーワンCBのフィルジル・ファン・ダイク【写真:Getty Images】
フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表/背番号4)
生年月日:1991年7月8日(28歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/3得点0アシスト
現代サッカー界で最も高い評価を受けるセンターバックだ。わずか1回のドリブル突破を許しただけでも大きなニュースとなるフィルジル・ファン・ダイクは高さ、強さ、速さ、上手さのすべてが揃う守備のスペシャリスト。最終ラインに立つだけで相手攻撃陣を無力化してしまうような存在感と、圧倒的なディフェンスセンスでチームをピンチから幾度となく救うことができる。もはや、どう攻略したらよいのかわからなくなるような能力を持っていると言えるだろう。
すでにレジェンド級の輝きを放っている同選手は、今月発表されたバロンドールの受賞こそ逃したが、リオネル・メッシに次ぐ2位につけるなど世界中からその活躍が認められた。やはりワールドクラスの存在だと言えるだろう。リバプール加入が決まった南野は練習から同選手と対峙することになるが、世界最高のCBとのマッチアップを経て、さらに成長できることは間違いない。
元カメルーン代表CBのジョエル・マティプ【写真:Getty Images】
ジョエル・マティプ(元カメルーン代表/背番号32)
生年月日:1991年8月8日(28歳)
今季リーグ戦成績:7試合出場/1得点0アシスト
リバプール在籍4年目を迎えた元カメルーン代表CB。フィルジル・ファン・ダイクを上回る身長195cmを誇る同選手は、その恵まれた体格を生かした対人、空中戦の強さを武器に持ち、長い足を生かしたボール奪取も得意とする。シーズンが進むにつれて安定感が増している印象が強く、ここ最近はファン・ダイクの相棒として確固たる地位を築き上げている。
昨季はリーグ戦22試合、チャンピオンズリーグでも8試合に出場したジョエル・マティプ。しかし、今季も主力として期待されていたが、同選手は現在負傷中で戦線離脱を強いられている。だが、戻ってくれば再びセンターバックのファーストチョイスとして奮闘してくれるだろう。ユルゲン・クロップ監督からの信頼は明らかで、早期の回復が待たれている。
精度の高いクロスを武器に持つトレント・アレクサンダー=アーノルド【写真:Getty Images】
トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表/背番号66)
生年月日:1998年10月7日(21歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/1得点6アシスト
イングランド代表の未来を担うであろう若手サイドバック。同選手の武器はなんと言っても右足から放たれる正確無比なクロスである。味方にピンポイントで合わせることができるボールで数多くのチャンスを演出してきており、昨季はリーグ戦でなんと12アシストを記録。弱冠21歳にしてそのあたりはすでにワールドクラスの域に達していると言えるだろう。
リバプールではセットプレーのキッカーも任されており、正確なボールで違いを生みだしている。身長は175cmと大柄なタイプではなく、守備面ではまだまだ改善が必要な部分はあるものの、世界でも5本の指には入る右サイドバックと言えるだろう。南野拓実もこの男から放たれる正確なボールからゴールを量産したいところだ。
リバプール不動の左サイドバックであるアンドリュー・ロバートソン【写真:Getty Images】
アンドリュー・ロバートソン(スコットランド代表/背番号26)
生年月日:1994年3月11日(25歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/1得点5アシスト
リバプールにおいて最も代えの効かない存在であると言ってもいい左サイドバックのファーストチョイス。無尽蔵のスタミナを活かして90分間サイドを上下動できる選手であり、場合によっては相手のペナルティエリア内までプレスを与えにいくなど、アグレッシブな姿勢が光る選手だ。攻撃参加にも積極的で、力強いシュートや決定的なラストパスでチャンスをクリエイトすることができる。
常に全力プレーの姿勢を見せるアンドリュー・ロバートソンは鋭いクロスも武器に持っており、昨季はリーグ戦だけで11アシスト記録。右サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドとともに、そういった面でも脅威となり続けた。1対1の守備なども向上している印象が強く、欠点の少ないDFだと言えるだろう。ちなみにサッカーだけではなく、水泳も得意らしい。