優勝が懸かった韓国代表戦
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日本代表は18日、EAFF E-1サッカー選手権・韓国大会の第3戦で韓国代表と激突する。
初戦の中国代表戦、第2戦の香港代表戦と連勝を飾っている森保ジャパン。よって、この韓国代表戦は優勝を懸けた大一番になる。日本代表が東アジア王者に輝くには、第3戦で引き分け以上の成績を収めることが条件。相手もここまで2戦2勝ということで、決して簡単な試合にならないことは確かだが、韓国代表の同大会3連覇を阻止することができるかどうかに注目だ。
森保一監督は、ここまでのE-1サッカー選手権の2試合でGK小島亨介以外のメンバーを全員起用している。MF橋本拳人は負傷のため代表からすでに離脱をしているが、韓国代表戦はその2試合における選手のパフォーマンスを見定めて、先発11人を組んでくるだろう。今回はそうした点をふまえて、スタメン案を紹介していきたい。
GKには中村航輔を推す。中国代表戦、香港代表戦と比べても攻められる時間帯が増えると思われる韓国代表戦では、同選手の抜群のセービング力などは活きるはずだ。今回招集されているGKの選手の中では最も経験値が多く、こうした緊張感が漂う試合でも頼もしい存在になってくれるはず。中国代表戦では試合終盤に1失点を喫したが、今回のゲームでは相手を完封することができるか。
最終ライン3枚は左から畠中槙之輔、三浦弦太、渡辺剛。中国代表戦でも先発入りを果たしていた畠中は、足元の安定感は抜群で、鋭い縦パスから攻撃のスイッチを入れることができるなど、守備面だけでなく攻撃面でも存在感を放てる選手だ。森保ジャパンの常連組であり、問題なければこの韓国代表戦にも出場してくるはずだ。
三浦は中国代表戦でも3バックの中央として出場。若い選手が多い中、最終ラインから常に声をかけ続け、チームを鼓舞していた。今回も3バックの中央でDF陣を統率することが求められているはずで、韓国代表の攻撃陣をどこまで抑えられるかに注目である。
そして右には渡辺。同選手は先日行われた香港代表戦で日本代表デビューを果たしたが、パフォーマンスは決して悪くなかった。ただ、守備に追われる時間が同試合ではそれほど長くなかったため、対人の強さなどアピールできるポイントは少なかった。だからこそ、今回の韓国代表戦でそうした点をチェックしておきたい。ここで力を発揮できれば、良い意味で森保監督を悩ますことができるだろう。
仲川輝人の奮起に期待
中盤底2枚には井手口陽介と大島僚太を推す。後者は香港代表戦で久々の代表出場を果たしていたが、その繊細なボールタッチと味方の動きにピッタリと合うような正確なパスで違いを生むなど、5-0大勝の立役者となった存在だ。チームの攻撃をクリエイトするという意味でも、韓国代表戦でも必要な選手になるだろう。
その大島を攻撃面で活かすならば、ボールハントに優れる井手口の起用も必要となってくるだろう。韓国代表の攻撃の芽を早い段階で摘み取り、攻守のバランスを整える役割が求められる。橋本が負傷の影響で離脱したため、井手口が大島の相棒となる確率は、極めて高いだろう。
左ウイングバックには遠藤渓太を推す。中国代表戦でも先発入りを果たしていた同選手は、佐々木のカバーに回るなど、自陣深い位置まで戻って守備をサポートしており、攻守両面でアグレッシブにプレーしていた。これまでの2試合と比べても守備の時間が多くなると思われる韓国代表戦では、よりそうしたプレーというものが求められるはずだ。
右ウイングバックに推すのは相馬勇紀。先日の香港代表戦で先発入りを果たした同選手は、サイドから果敢にクロスボールを放つなど自慢の走力を生かし、右サイドを活性化させていた。そのパフォーマンスを見る限り、韓国代表戦での活躍も期待できそうだ。
2シャドーに推すのは森島司と仲川輝人。森島は中国代表戦で鈴木武蔵のゴールをお膳立てするなど、輝きを放った一人。香港代表戦での出場はなかったため、コンディション面も問題ないだろう。韓国代表という、より力のあるチームに対し、どこまで持ち味を発揮できるかは見ておきたいところだ。
そしてシャドーのポジションに推すもう一人は仲川。今季のJリーグMVPに輝いた同選手は、香港代表戦で徹底マークを受け、輝きを放てていたとは言い難いパフォーマンスに終始したが、攻→守への切り替えの早さやマークを引き付けて相馬を生かすなどの動きは良かった。韓国代表がどれほどの強度で挑んでくるか定かではないが、そうした周りとの連係を維持しながら、今度は個人でも結果を残すことができるか注目したい。
1トップに推すのは小川航基。同選手は先日の香港代表戦でハットトリックを記録するなど申し分ない働きを見せた。調子が良いのは明らかで、小川がここのファーストチョイスとなる可能性は高いだろう。韓国代表相手にも結果を残すことができるかどうかに期待がかかる。
(文:編集部)
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