ロシア1部のCSKAモスクワに所属するFW西村拓真は、この冬にチームを去る可能性が高まり、J1のFC東京も移籍先候補のひとつだと報じられている。ロシアメディア『sports.ru』が15日に伝えた。

　2018シーズンのベガルタ仙台で夏までにリーグ戦11ゴールを挙げる活躍をみせた西村は、8月末にロシアの強豪CSKAへ完全移籍。昨季のロシアリーグでは12試合に出場して2得点を挙げ、チャンピオンズリーグにも短時間ながら出場を果たした。

　だが2年目の今季は昨季以上に出場機会獲得に苦戦し、リーグ戦ではここまで5試合の出場のみ。10月30日に行われた国内カップの試合以来公式戦での出場はなく、リーグ戦では9月末以来不出場が続いている。

　こういった状況に、「CSKAは西村のクラブを探している」「冬にCSKAを離れる可能性は高い」とロシアメディアは報道。西村は「コーチングスタッフの期待に応えられていない」状況であり、ヴィクトル・ゴンチャレンコ監督も「2020年の構想に含めていないことを明確にした」と述べられている。

　その移籍先としては、FC東京も選択肢のひとつだとされている。移籍の形式はレンタルの可能性も完全移籍の可能性もあるという。

　今季J1最終節まで優勝を争い、惜しくも2位に終わったFC東京は、ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の2トップがチームの総得点の50％を記録。両者ともに来季の契約延長が発表されているが、悲願の初優勝に向けてさらに前線に強力な武器を加える可能性もあるのだろうか。

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