パトリック・クライファート氏【写真:Getty Images】
オランダ1部のユトレヒトは14日、下部組織に所属していた18歳のDFルベン・クライファートとプロ契約を交わしたことを発表した。同選手にとって初のプロ契約となる。
ルベンはオランダ代表やアヤックス、バルセロナなどでストライカーとして活躍したパトリック・クライファート氏の三男。昨年夏にアヤックス下部組織からユトレヒトへと移籍していた。プロ契約は2022年までとなり、あと1年の延長オプションがつけられるとのことだ。
クライファート氏の息子がプロサッカー選手となるのは2人目だ。次男である20歳のFWジャスティン・クライファートはアヤックスでトップチームにデビューし、昨季からローマに在籍。オランダ代表でもこれまで2試合に出場している。
攻撃的な選手である父親や兄とは異なり、ルベンはセンターバックとしてプレーしている。「守備面で力強さがあり、1対1に強く、CKでの攻撃時にも危険になれる。情熱的に戦う選手だ」とユトレヒトのジョルディ・ザイダムTD(テクニカルディレクター)はコメント。本人も「お手本にしているのはフィルジル・ファン・ダイク」とリバプールのオランダ代表CBに言及している。
将来的には、兄弟からもう一人プロ選手が誕生することになるかもしれない。バルセロナ下部組織に所属する現在12歳のシェーン・クライファートは、9歳の時にナイキ社とのスポンサー契約を交わし、SNSで多くのフォロワーを集めるなど早くから注目される存在となっている。
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