ザルツブルクの南野拓実【写真:Getty Images】
オーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクに在籍する日本代表FW南野拓実は、イングランドのリバプールへの移籍の可能性が注目されている。移籍が実現した場合、いきなりダービーマッチでデビューを飾ることになるかもしれない。
今季のチャンピオンズリーグ(CL)ではリバプールと対戦した2試合でも好プレーを見せて評価を高めた南野。そのリバプールへの移籍が合意に達したとの報道が浮上し、英国メディアでは1月の移籍が確実視されている。
冬の移籍市場が開いて移籍が可能となるのは1月1日。リバプールはその翌日の2日にプレミアリーグ第21節のシェフィールド・ユナイテッド戦を予定しているが、リーグ規定によれば1月1日または2日に加入した選手はその週の試合にはまだ出場が認められないという。
従って、南野が年明け後すぐにリバプールに加入した場合、最速デビューは1月5日に行われるFAカップ3回戦の試合となる。その対戦相手は同じリバプールを本拠地とするエバートン。伝統の“マージーサイドダービー”だ。
地元紙『リバプール・エコー』は、南野のデビュー戦にオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの再現を期待している。2018年1月にリバプールに加入したファン・ダイクは、同じく1月5日にエバートンと対戦したFAカップの試合でデビューを飾り、いきなりの決勝ゴールを挙げた。
プレミアリーグデビュー戦となりそうなのは11日のトッテナム戦であり、韓国代表FWソン・フンミンとの日韓対決が見込まれる。続いて19日にはマンチェスター・ユナイテッド戦、23日にはウォルバーハンプトン戦、翌週にはDF吉田麻也の在籍するサウサンプトン戦と、興味深い対戦カードが続いている。
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