日本代表のDF畠中槙之輔【写真:Getty Images】
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日本代表は10日、EAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の初戦で中国代表に2-1の勝利を収めた。
2点リードで完封勝利目前だった終盤、日本は浅い位置からクロスを上げられ、ドン・シュエシェンにゴールを許した。この場面でマークにつききれず相手にヘディングシュートを許してしまったDF畠中槙之輔は「あれはもう、完全に僕ですね。ああいうところが、まだまだだなと思います」と責任を感じ、自らの非を悔いた。
3バックの中央で畠中とともにプレーしていたDF三浦弦太は、「中国はクロスが特徴のチームというのは分析でも出ていたので気をつけてはいた」と述べた一方で、「しっかりと最後のところでポジションというより、人に対していけるように誰がそこに対していくのかとか、よりいいクロスに対しての準備は必要かなと思います」とチームとしての守備対応に改善の余地ありという見解を示した。
三浦が言った「終盤になって疲労が出てくると、ボールホルダーにプレッシャーをかけられずにフリーでクロス(を上げられる)という危ないシーンがあった」とは、まさに失点した場面のこと。自陣に入られても誰もボールホルダーに寄せられず、ディフェンスラインは人数こそ揃っていても不利な状態での対応を強いられた。
それまでクロスが特徴とはいえ中国も精彩を欠いていたが、畠中曰く「最後だけ良いボールが本当にきた」。
「いいボールがきたときに、自分が初めて仕事をしなければいけない場面だった。舐めていたわけではないですし、油断というわけでもないですけど、反省しないといけないことかなと思います」(畠中)
今後、日本代表に定着して世界と戦っていくのなら、ここで対人プレーの甘さを出すわけにはいかない。14日の香港戦、そして18日の韓国戦では、より一層気を引き締めてゴール前で相手に自由を与えないプレーが求められる。
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