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なぜイエロー? 中国代表DFの殺人タックルに不可解な判定…糾弾されるべき審判団【E-1サッカー選手権】

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ジャン・ジーポン

中国代表のジャン・ジーポン【写真:田中伸弥】

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【日本 2-1 中国 EAFFサッカー選手権第1節】

 EAFFサッカー選手権第1節の日本代表対中国代表戦が10日に行われ、日本代表が2-1で勝利を収めた。

 この試合は残念ながらラフプレーが目立ってしまい、それに対してレフェリーのジャッジに疑問が残るゲームとなってしまった。

 なかでも中国代表のラフプレーに対する判定は不可解の連続だった。一番の問題シーンは前半31分のDFジャン・ジーポンの殺人タックルだ。サイドでの空中戦の場面でMF橋岡大樹の後頭部にジャン・ジーポンのカンフーキックが炸裂したのだ。

 スパイクの裏を見せた殺人タックルはレッドカードに値すべき非常に危険なプレーであったが、判定はイエローカード。ジャン・ジーポンは「どうしてイエローカードなんだ?」といった表情を見せていたが、むしろイエローカードで済んだことが奇跡と言っていいだろう。

 あのラフプレーが、なぜ警告で済んだのか。レフェリーはあの場面でよそ見でもしていたのだろうか。もしくはレッドカードを忘れてしまったのか。あのプレーが退場にならないのであれば、どのプレーが退場に値するのだろうか。

 審判の仕事は試合を円滑に進めることだけでなく、選手を守ることも仕事であるはず。審判も糾弾されるべきではないだろうか。

 またこの判定だけでなく、試合を通して見ても上手く試合を捌けたという印象はない。ファールとカードの基準が定まっておらず、不可解な判定が散見された。

 そして、何よりも不幸中の幸いだったことは、橋岡が怪我の様子を見せることなくその後もピッチに立ち続けたことだ。勇姿に拍手を送りたい。

【了】

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