日本代表のFW鈴木武蔵が中国戦で先制ゴール【写真:Getty Images】
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【日本 1-0 中国 EAFF E-1サッカー選手権第1戦】
日本代表は10日、EAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の初戦で中国代表と対戦している。
森保一監督は3バックで重要な初戦に臨むことを決断した。スタメンのGKは中村航輔、最終ラインに右から畠中槙之輔、三浦弦太、佐々木翔、右ウィングバックに橋岡大樹、左ウィングバックに遠藤渓太が入り、セントラルMFでは橋本拳人と井手口陽介がコンビを組む。前線は2シャドーに鈴木武蔵と森島司、1トップに上田綺世という並びになった。
A代表デビューの東京五輪世代が3人いるなど、急造チームの日本代表はなかなかテンポが上がらず、連係面でミスも目立つ。プレッシングがうまく連動せず、中国にやすやすとゴール前までボールを運ばれてしまうシーンもあった。
そんな中で左ウィングバックの遠藤が躍動する。同じ東京五輪世代の森島との連係で左サイドを崩し、ドリブルやクロスでチャンスメイクに関わり、守備にも献身性を見せた。16分には遠藤が左サイドの深い位置でフリーキックを獲得すると、井手口の蹴ったボールに最後は畠中が詰める。シュートはゴールポストに直撃したが、先制ゴールに近づいた。
試合が動いたのは29分、左サイドで佐々木が縦パスを入れ、上田がワンタッチのヒールパスで右に走っていた森島に渡す。そのままペナルティエリアに侵入した森島の折り返しに、鈴木が詰めて日本代表初ゴール。日本代表が先制に成功した。
前線の若手が積極的なプレーを見せて先制に成功した日本代表は、徐々に主導権を握れるようになる。終了間際にピンチもあったが、1-0で中国代表をリードして前半を終えている。
【得点者】
29分 1-0 鈴木武蔵(日本)
【了】