バルセロナの安部裕葵【写真:Getty Images】
スペインのバルセロナBに所属する日本代表FW安部裕葵は、今週行われるチャンピオンズリーグ(CL)の試合でトップチームでの公式戦初出場を飾る可能性があるかもしれない。スペイン紙『アス』が見通しを伝えている。
安部は今年夏に鹿島アントラーズからバルサへ移籍し、Bチームに加入。先月13日には主力メンバーが代表招集で不在となった状況で行われたチャリティーマッチに出場し、トップチームの試合で初めてピッチに立った。
さらに今週には、トップチームの公式戦に初めて出場するチャンスが訪れようとしている。現地時間10日に行われるCLグループリーグ最終節のインテル戦での招集メンバー入りが予想されている。
バルセロナはすでに1試合を残して決勝トーナメント進出を決め、首位通過も決定済み。消化試合となるインテル戦では大幅にメンバーを入れ替えることになるとスペイン『アス』紙は予想している。
リオネル・メッシやルイス・スアレスなど主力メンバーを温存し、出場機会の少ない選手や若手が起用されるとの予想。安部はMFリキ・プッチなどBチームの他の選手たちとともにベンチ入りの可能性があり、「プレー時間を得られるかもしれない」と述べられている。
バルセロナのトップチームの公式戦に出場したとすれば日本人選手では史上初。28日に行われるキリンチャレンジカップ2019に向けたU-22日本代表にも招集を受けている安部にとって、来年の東京五輪出場などに向けた大きな経験を積む機会となるかもしれない。
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