トッテナムのソン・フンミン【写真:Getty Images】
現地時間7日に行われたプレミアリーグ第16節のトッテナム対バーンリー戦で、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが驚異的なゴールを挙げた。クラブやリーグの歴史に残るゴールのひとつとして語り継がれることになるかもしれない。
2-0のリードで迎えた32分、ソン・フンミンは自陣ペナルティーエリア手前でボールを持つと、そこから相手陣内に向けてドリブルを開始。追いすがる相手守備陣を次々と振り切ってゴール前まで抜け出し、そのままGKとの1対1を制してゴールネットを揺らした。
一人で駆け抜けた距離は推定70メートルから80メートルほど。約12秒間にわたる突破で振り切った相手選手は7人にも及ぶ。GKも含めれば8人の相手を独力で無力化してしまった。
イングランドや各国のメディアも韓国代表エースのこのスーパーゴールを絶賛している。ディエゴ・マラドーナの伝説的なゴールにたとえる見方や、サッカー界の年間ベストゴールに贈られる“プスカシュ賞”に推す声も早くも上がっている。
トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督もこのゴールには絶望。試合後には、かつてバルセロナのアシスタント時代に目撃した元ブラジル代表ロナウド氏のゴールを思い出したと語った。ロナウド氏のキャリアでもベストゴールのひとつに挙げられるコンポステラ戦での得点だ。
モウリーニョ監督の就任から5試合で16得点と破壊力を発揮しているチームの中で、2得点5アシストと約半数のゴールに直接関与しているソン・フンミン。その存在感はますます大きくなる一方だ。