ザスパクサツ群馬がJ2昇格【写真:Getty Images】
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明治安田生命J3リーグの最終節となる第34節の試合が8日に各地で開催された。今節の結果により、2位のザスパクサツ群馬が来季のJ2昇格を決定させた。
最終節を残した段階で群馬は2位に位置し、勝ち点で並ぶ3位の藤枝MYFCを得失点差で大きくリード。勝利を収めればほぼ自力で2位を決められる状況だった。数字上は4位のロアッソ熊本にも2位浮上の可能性は残っていたが、得失点差により非常に困難と予想された。
アウェイで福島ユナイテッドFCと対戦した群馬は、前半を無得点で折り返す。だが後半立ち上がりの48分にFKに合わせた渡辺広大のボレーで先制すると、55分にも磐瀬剛が獲得したPKを高澤優也が決めて追加点。84分に1点を返されたが2-1で勝利を収めた。
藤枝はすでに優勝と昇格を決めているギラヴァンツ北九州とホームで対戦し、終了間際の決勝点で1-0の勝利。群馬と藤枝は勝ち点で並んだが、得失点差で上回る群馬が2位でシーズンを終え、2017年以来3年ぶりのJ2復帰を勝ち取った。
藤枝は来季のJ2ライセンスを取得していないため、藤枝が2位以内に入った場合にはJ2との入れ替えは1チームのみとなるところだった。だが群馬が2位で昇格するため、J2を21位で終えていた鹿児島ユナイテッドFCは、22位のFC岐阜とともにJ3に降格することが決まった。
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