マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第16節のバルセロナ対マジョルカ戦が現地時間7日に行われ、ホームのバルサが5-2で勝利を収めた。マジョルカの日本代表MF久保建英は先発でフル出場している。
かつてバルサの下部組織で将来を期待されていた久保の、バルサ本拠地カンプ・ノウでの初ゲームとして注目を集めた一戦。久保は2点目の起点となるなど好プレーを見せた部分もあったが、試合はFWリオネル・メッシのハットトリックなどで大敗を喫する結果に終わった。
今年夏に日本からスペインに戻るにあたって、古巣バルサではなく宿敵レアル・マドリーへの移籍を選んだ久保に対しては、観客席からブーイングも浴びせられていた。久保は試合後にスペイン『モビスター』でそのことについてコメントしている。『マルカ』などが伝えた。
「それは観客が決めることです。僕は僕の決断をしましたし、彼らには僕にブーイングする権利があります。されてもおかしくないことだと思います」と久保。一方で「拍手をしてくれる人たちもいましたし、勇気づけられます」とも語った。
ブーイングを受けることは、ある意味では危険な相手として認められている証拠かもしれない。「苦痛ではないです。サッカーが少しうまい18歳の少年ではなく、一人のライバルとして見られているということですので」と久保は話している。
マジョルカの中では好プレーを見せていたとしてスペインメディアからも称賛されている久保だが、チームの結果には繋がらなかった。「幸い90分間出場できて、やれることはやりましたが、結果を出すにはまだまだでした」と試合を振り返っている。
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