横浜F・マリノスがJ1優勝【写真:Getty Images】
【横浜F・マリノス 3-0 FC東京 J1第34節】
明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節の横浜F・マリノス対FC東京戦が7日に行われ、3-0の勝利を収めた横浜FMが今季のリーグ優勝を決めた。
今季J1は最終節の首位と2位の直接対決で優勝チームが決まるという劇的な状況。だが横浜FMは勝ち点で3ポイント、得失点差で7点のアドバンテージを有しており、FC東京が逆転優勝を飾るためにはアウェイで4点差以上の勝利が必要という厳しい条件だった。
チーム得点王のディエゴ・オリヴェイラを負傷で欠くというハンデも背負ったFC東京だが、23分には絶好の先制チャンス。カウンターからディフェンスライン裏への浮き球パスを受けた永井謙佑がフリーで抜け出したが、GK朴一圭が1対1の形を見事にストップしてチームを救った。
するとその3分後には横浜FMに大きな先制ゴールが生まれる。ペナルティーエリア手前左側で和田拓也からのパスを受けたティーラトンが左足ミドルを放つと、ブロックに飛び込んだ東慶悟の足に当たって浮き上がったボールがゴールマウスへ向かい、GK林彰洋の頭上を越えてネットに収まった。
さらに前半終了間際の44分、マルコス・ジュニオールからのパスを受けたエリキがゴール前に侵入し、左足でゴール左隅へのシュートを流し込んで追加点。前半を2点リードで折り返した横浜FMは、後半に6点を奪われない限り優勝という圧倒的優位に立った。
62分には裏のスペースへ抜け出した永井を朴一圭がペナルティーエリア手前で倒してしまい、決定機阻止に対してレッドカードの判定。10人となった横浜FMはマルコス・ジュニオールに代えてGK中林洋次を投入する。
だが数的不利に陥りながらも、73分には横浜FMに決定的な3点目のゴール。ペナルティーエリア左に侵入した遠藤渓太が鮮やかな切り返しから左足シュートを蹴り込み、事実上確実となった優勝に花を添えた。
そのまま3-0でタイムアップを迎え、横浜FMの優勝が決定。2003年、2004年の連覇以来となる15年ぶり4回目のJ1優勝を成し遂げ、“令和初”のJリーグ王者に輝いた。
【得点者】
26分 1-0 ティーラトン(横浜FM)
44分 2-0 エリキ(横浜FM)
77分 3-0 遠藤渓太(横浜FM)
【了】