PSVの堂安律【写真:Getty Images】
イタリアのユベントスは極東アジア市場へのアピール強化を目指しており、PSVの日本代表MF堂安律およびバレンシアの韓国代表MFイ・ガンインの獲得に関心を示しているという。イタリア『カルチョメルカートウェブ』が4日付で伝えた。
セリエAでは前人未到のリーグ8連覇を達成するなど、イタリア国内で圧倒的な力を見せ続けてきたユベントス。すでに世界のサッカー界屈指のブランド力を有しているが、クラブは長期的な計画としてさらなる影響力の強化を目指しているとのことだ。
その目的のため、タイトル獲得に加えてマーケティング面も重視しており、昨年夏に巨額の移籍金でFWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したこともその一環だとされている、さらに次の目的としてアジア市場にも目を向けている模様で、今年夏にもプレシーズンツアーでシンガポール、中国、韓国を訪れていた。
アジアのファンからの関心を高めるため、日本と韓国の若手スター選手を獲得することも検討しているという。その候補として堂安とイ・ガンインの2人の名前が挙げられている。
堂安は昨季まで在籍したフローニンゲンでの活躍で評価を高め、欧州の多くのビッグクラブからの関心が噂される中でユベントスも移籍先候補として名前が挙がっていた。一方18歳のイ・ガンインは昨季バレンシアでトップチームにデビューし、世界屈指の有望な若手選手として注目度を高めている。
ユーベには今季北朝鮮代表のFWハン・グァンソンが加入し、クラブ初のアジア人選手となったが、まだトップチームの試合にデビューしてはいない。もし堂安やイ・ガンインの加入が実現すれば、それぞれクラブ初の日本人選手および韓国人選手となる。
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