秋田豊氏【写真:Getty Images】
J3のいわてグルージャ盛岡は4日、トップチームを率いていた菊池利三監督が2019シーズン限りで退任し、2020シーズンからの新監督に秋田豊氏が就任することを発表した。
菊池監督は2017年に就任。1年目はJ3を17チーム中15位、2年目は17チーム中13位の成績で終え、3年目の今季は最終節を残しているが18チーム中最下位でシーズンを終えることが確定している。
後任を務める秋田氏は現役時代に鹿島アントラーズや日本代表などで屈強なセンターバックとして活躍。指導者としては2010年にJ1の京都サンガF.C.、2012年末から2013年までJFL(日本フットボールリーグ)のFC町田ゼルビアで監督を務めたほか、京都や東京ヴェルディでコーチを務めた経歴を持つ。
Jリーグでの指揮は京都以来約9年ぶり。「再びJリーグの舞台で指揮を執る機会を与えて頂き、監督就任にあたって尽力して頂いた関係者の皆様には深く感謝を申し上げたいと思います」と秋田氏はクラブを通してコメントしている。
「一つ目は岩手の皆さまに勇気と希望を! 二つ目はチームをJ2へと導くこと」と目標も掲げた。昨季のJ3で最下位に終わったギラヴァンツ北九州は今季J3で優勝およびJ2昇格と大躍進を遂げたが、秋田新監督の率いる岩手もそれに続くことができるだろうか。
【了】