バルセロナ在籍時のアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
現地時間2日に行われたバロンドール授賞式において、バルセロナのFWリオネル・メッシが史上最多となる6回目のバロンドール受賞を成し遂げた。一方でスペイン紙『アス』では、過去にバロンドールを受賞できなかった選手たちによるベストイレブンを選出している。
『フランス・フットボール』誌が主催するバロンドールは、サッカー界で年間を通して最も活躍したと評価される選手に贈られる。1956年に創設されて以来、サッカー界の歴史に残る多くの名選手たちが受賞してきた。
だが、他の多くの個人賞と同じく攻撃的な選手が評価されやすい傾向はあり、GKやDFの受賞者はわずか。また、同時期の他の選手の活躍などにより受賞の機会に恵まれなかった名選手も多い。特に近年はメッシとFWクリスティアーノ・ロナウドの2人が受賞を独占してきたこともあり、昨年のルカ・モドリッチを除けば同世代の選手は受賞していない。
1994年以前には選出対象が欧州国籍の選手に限られていたため、ペレ氏やディエゴ・マラドーナ氏など他大陸のレジェンド選手の多くもバロンドールは受賞していない。だが『アス』では受賞資格がありながらも受賞に至らなかった選手たちを選んだようだ。
GKは特別に2人が選ばれており、スペインのイケル・カシージャスとイタリアのジャンルイジ・ブッフォン。DFはブラジルのカフー氏とロベルト・カルロス氏、イタリアのパオロ・マルディーニ氏とフランコ・バレージ氏という顔ぶれだ。
中盤には、スペイン代表の黄金時代を支えながらもメッシとC・ロナウドに受賞を阻まれたシャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタ、およびバルセロナなどで活躍したラディスラオ・クバラ氏の3人。FWにはラウール・ゴンサレス氏、ティエリ・アンリ氏、フェレンツ・プスカシュ氏の3人を選んでいる。
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